テンセイのシャフト分布図を見ても、「結局どれを選べばいいのか分からない」と感じていませんか?
種類が多く、重量・フレックス・キックポイントまで絡んでくるため、自分に合う1本を見つけるのは簡単ではありません。
実際、分布図は“見方”さえ理解すれば、自分に最適なシャフトをかなり正確に絞り込める便利なツールです。
しかし、その読み方や選び方を正しく解説している情報は意外と少ないのが現状です。
この記事では、テンセイシャフトの分布図の見方から、自分に合うスペックの選び方、さらにおすすめモデル8選までを分かりやすく解説します。
この記事を読むと分かること
- テンセイシャフト分布図の正しい見方
- 自分に合う重量・フレックスの選び方
- 弾道やヘッドスピード別の最適モデル
- 失敗しないおすすめシャフト8選
この記事を読むことで、「なんとなく選ぶ」状態から脱却し、根拠を持って最適なシャフトを選べるようになります。
結論として、テンセイは分布図を理解して選べば、自分のスイングに合った最高の1本が見つかります。
テンセイシャフトの分布図とは何か

テンセイシャフトの分布図は、重量・硬さ・キックポイントなどのスペックを一覧化したマップのことです。縦軸に重量、横軸に硬さや弾道特性を配置し、各モデルがどの位置にあるかを視覚的に示しています。
この分布図を使えば、自分のヘッドスピードやスイングタイプに合ったシャフトを効率的に絞り込めます。カタログを1本ずつ見比べる手間が省け、選択肢を俯瞰できるのが最大のメリットです。
分布図の基本的な見方
分布図では、まず縦軸で重量帯を確認します。40g台・50g台・60g台と並んでおり、下に行くほど重くなります。自分のヘッドスピードや筋力に応じて適正重量帯を見つけることが第一歩です。
次に横軸で硬さや弾道傾向を見ます。左側が柔らかめ・高弾道、右側が硬め・低弾道という配置が一般的です。同じ重量でも硬さで打ち出し角やスピン量が変わるため、この軸は非常に重要です。
各モデルは点や記号で表され、クリックすると詳細スペックが見られるインタラクティブな分布図もあります。紙のカタログより情報が整理されているので、初心者でも迷いにくい設計です。
重量帯とフレックスの関係
重量とフレックス(硬さ)は密接に関係しています。一般的に、重いシャフトほど硬いフレックスが用意されている傾向があります。たとえば40g台ではR・SRが中心ですが、60g台ではS・Xが主流です。
これは、重いシャフトを振れる人はヘッドスピードが速く、柔らかいフレックスでは暴れてしまうためです。逆に軽量シャフトで硬すぎるフレックスを選ぶと、しなりを活かせず飛距離ロスにつながります。
重量帯とフレックスの目安
- 40g台:R・SR(ヘッドスピード38〜42m/s)
- 50g台:SR・S(ヘッドスピード40〜45m/s)
- 60g台:S・X(ヘッドスピード43m/s以上)
フレックス選びは重量選びとセットで考えるのが失敗しないコツです。
キックポイントの違い
キックポイントとは、シャフトが最もしなる位置のことです。先端寄り(先調子)、中央(中調子)、手元寄り(元調子)の3タイプがあり、それぞれ弾道が変わります。
先調子は球が上がりやすく、ヘッドスピードが遅めの人や高弾道を求める人向き。中調子はバランスが良く、万能タイプで初心者にも扱いやすいです。元調子は低スピンで強弾道が出やすく、ヘッドスピードが速い上級者に適しています。
テンセイシリーズでは、モデル名に「Pro」とつくものは元調子系、「AV」は中調子系という傾向があります。同じ重量・硬さでもキックポイントで打感と弾道が変わるため、試打での確認が理想的です。
シリーズごとの特徴(CK・AV・Proなど)
テンセイには複数のシリーズがあり、それぞれコンセプトが異なります。
- TENSEI CK:
しなり戻りの速さと安定性を両立したモデルです。
中調子寄りで球がつかまりやすく、アベレージゴルファーから支持されています。 - TENSEI AV:
オールラウンド性能を追求したシリーズ。
幅広いヘッドスピード帯に対応し、球筋の安定感が高いのが特徴です。 - TENSEI Pro:
アスリート志向の低スピン・強弾道モデル。
元調子で操作性が高く、ヘッドスピード45m/s以上の上級者向けです。
同じシリーズ内でも重量やフレックスで性格が変わります。「CKなら誰でも合う」わけではなく、あくまで自分のスペックとの相性が最優先です。
他シャフトとの違い
テンセイシャフトは、三菱ケミカル独自のカーボン繊維技術を採用している点が最大の特徴です。同価格帯の他社製シャフトと比べて、しなり戻りの感覚が滑らかで、インパクト時のブレが少ないと評価されています。
たとえば、ツアーADシリーズは剛性感が強く、スピーダーシリーズは軽量感とキレが特徴です。テンセイはその中間で、安定性と振りやすさのバランスが良いとされています。
また、他社シャフトに比べて分布図が充実しており、公式サイトやフィッティングツールでスペック比較がしやすいのもメリットです。選択肢が多いぶん迷いやすいですが、情報が整理されているため初心者でも絞り込みやすくなっています。
テンセイシャフト分布図から分かる選び方

分布図を見る最大の目的は、自分のスイングに合った最適なスペックを見つけることです。闇雲に人気モデルを選んでも、スペックが合わなければ性能は発揮できません。
ここでは、分布図を使った具体的な選び方を解説します。重量・フレックス・弾道特性の3軸で絞り込んでいけば、候補は自然と2〜3本に絞られます。
自分に合う重量帯の選び方
シャフト重量は、ヘッドスピードと体力で決めるのが基本です。重すぎると振り切れず、軽すぎるとタイミングが取りにくくなります。
まず、現在使っているドライバーのシャフト重量を確認してください。そこから±10g以内で調整するのが失敗しにくい方法です。一気に20g以上変えるとスイングが崩れるリスクがあるため、段階的に移行するのがセオリーです。
ヘッドスピード別の重量目安
- 38m/s以下:40〜50g台
- 38〜42m/s:50g台
- 42〜45m/s:50〜60g台
- 45m/s以上:60g台以上
ただし、これはあくまで目安です。体幹の強さやスイングテンポによっても適正重量は変わるため、試打で実際の振り心地を確かめるのが最も確実です。
フレックス選びの基準
フレックスは「R・SR・S・X」の4段階が一般的ですが、同じSでもメーカーやモデルで硬さが違う点に注意が必要です。テンセイシリーズは比較的硬めの設計という評価が多く、他社のSRがテンセイのRに相当するケースもあります。
基本的には、ヘッドスピードで判断します。42m/s以下ならR〜SR、42〜45m/sならSR〜S、45m/s以上ならS〜Xが目安です。
ただし、スイングタイプによっても適正フレックスは変わる点を忘れないでください。切り返しが速い人や手元でタメを作るタイプは、ヘッドスピードが同じでも硬めが合いやすい傾向があります。
「飛ばしたいから硬いフレックス」という選び方は逆効果です。硬すぎるとシャフトがしならず、ヘッドスピードが落ちて飛距離をロスします。
弾道別おすすめモデル
分布図では、横軸の位置で弾道傾向が分かります。左側のモデルは高弾道・つかまり系、右側は低弾道・叩き系という配置が基本です。
- 【高弾道・つかまり重視】
スライスに悩んでいる人や、球が上がりにくい人は左側のモデルを選びます。TENSEI CK Pro Orangeや、AV Rawシリーズの軽量帯がこのゾーンに位置します。先調子〜中調子でヘッドが返りやすく、自然とドローが打ちやすい設計です。 - 【低弾道・低スピン重視】
球が上がりすぎる人や、スピン過多でランが出ない人は右側を選びます。TENSEI Pro Whiteや、CK Pro Blueの重量帯がこのゾーンです。元調子で球を押し込む感覚が強く、強風にも負けない強弾道が打てます。
自分の持ち球と逆の特性を選ぶと、球筋が安定しやすいのが経験則です。フェードヒッターがつかまり系を使うと、スライスが緩和されてストレートに近づきます。
ヘッドスピード別の適正シャフト
ヘッドスピードは、シャフト選びの最も重要な指標です。計測器がない場合、ドライバーの飛距離から逆算できます(飛距離÷5.5が目安のヘッドスピード)。
【38m/s以下】 TENSEI AV Raw White 50g台のR〜SRが推奨されます。軽量で振りやすく、先調子で球が上がりやすい設計です。このゾーンでは重量よりも振り切れるかどうかを最優先してください。
【38〜42m/s】 最も選択肢が多いゾーンです。TENSEI CK Pro Orange 50〜60g台のSR〜S、またはAV Blueの50g台が候補になります。中調子でバランスが良く、ミスへの寛容性も高いモデルが揃っています。
【42〜45m/s】 TENSEI CK Pro Blue 60g台のS、またはPro Whiteの60g台が適正です。このヘッドスピード帯からは、しっかりした剛性感が求められます。柔らかすぎるとタイミングが取りにくくなるため、試打で「しなりを感じつつ暴れない」フレックスを選んでください。
【45m/s以上】 TENSEI Pro White 1K 60〜70g台のS〜Xが推奨されます。元調子で低スピン、操作性重視の設計です。このゾーンでは重量よりもキックポイントとトルクの数値を重視すると、より精度の高い選択ができます。
初心者と上級者の選び方の違い
初心者は、ミスへの寛容性と振りやすさを最優先すべきです。分布図の中央〜やや左側、重量は50g台以下、フレックスはR〜SRが無難です。TENSEI AV Rawシリーズのような、オートマチック性能が高いモデルが適しています。
上級者は、弾道コントロールと再現性を重視します。分布図の右側、60g台以上、S〜Xのゾーンから選びます。TENSEI Pro系のように、操作性が高く、意図した球筋を打ち分けられるモデルが好まれます。
【初心者と上級者の判断基準の違い】
- 初心者:「ミスしても曲がらない」
- 上級者:「狙った弾道が打てる」
背伸びして上級者向けを選ぶと、スイングが崩れる原因になるため、現在の実力に合ったスペックを選ぶ勇気も必要です。分布図を見る際は、「憧れ」ではなく「現実」のヘッドスピードとスイングタイプで判断してください。
テンセイ主要モデルの分布と特徴比較

テンセイシリーズは、CK・AV・Proの3つが主要ラインナップです。それぞれ異なるコンセプトで設計されており、同じ重量でも打感と弾道が大きく変わります。
分布図上では、CKが中央やや左、AVが中央、Proが右側に位置する傾向があります。ここでは各シリーズの特性と、どんなゴルファーに適しているかを詳しく解説します。
TENSEI CKシリーズの特徴
TENSEI CKは、カウンターバランス設計による安定性が最大の特徴です。手元側をやや重く、先端側を軽くすることで、スイング中のヘッドの暴れを抑えています。
このシリーズには、CK Pro OrangeとCK Pro Blueの2モデルがあります。Orangeは先中調子でつかまりやすく、Blueは中元調子で叩けるタイプです。同じCKでもカラーで性格が真逆なので、色だけで判断しないよう注意してください。
打感は、しなやかでありながら芯がある感触です。インパクトでボールを押し込む感覚が強く、「球持ちが良い」という評価が多く見られます。アベレージゴルファーからアスリートまで幅広く使われており、特に40〜45m/sのゴルファーから支持されています。
重量帯は50〜70g台まであり、フレックスもR〜Xまで豊富です。分布図では中央から左寄りに多く配置され、つかまりと安定性の両立を求める人に最適なポジションです。
TENSEI AVシリーズの特徴
TENSEI AVは、オールラウンド性能を追求したバランス型です。AVは「Aluminum Vapor」の略で、アルミ蒸着層による振動吸収が特徴となっています。
このシリーズの最大の利点は、「クセがない」ことです。極端につかまりすぎず、叩きすぎず、中間的な弾道が打ちやすい設計になっています。初めてテンセイを使う人や、どのモデルが合うか分からない場合は、AVから試すのがセオリーです。
AV Rawシリーズは軽量化モデルで、40〜50g台が中心です。ヘッドスピードが遅めの人や、シニアゴルファーに適しています。一方、AV Blueは標準〜やや重めで、50〜60g台が主流です。
打感は、CKよりもマイルドでソフトな印象です。インパクトの衝撃が少なく、長時間打っても疲れにくいという声が多く聞かれます。分布図では中央に位置し、万能性を求めるゴルファーの第一選択肢として機能します。
TENSEI Proシリーズの特徴
TENSEI Proは、アスリート志向の低スピン・強弾道モデルです。元調子設計で、球を押し込んで叩くタイプのゴルファーに適しています。
Pro Whiteは、このシリーズの代表格です。手元剛性が高く、切り返しでタメを作りやすい設計になっています。ヘッドスピード45m/s以上、特に48m/s以上のハードヒッター向けと言えます。
Pro White 1Kは、さらに高剛性化したバージョンです。カーボン繊維を1000t(トン)の圧力で締め上げる製法により、一般的なシャフトとは次元が違う剛性感を実現しています。ツアープロの使用率も高く、飛距離よりも精度と再現性を求める上級者向けです。
このシリーズの注意点は、ヘッドスピードが足りないと全く飛ばないことです。硬すぎてしならず、球が上がらず、スピンも足りずに失速します。分布図では右端に位置し、選択を誤ると大きな失敗につながるゾーンです。
【注意】 Pro系は「上級者=合う」ではありません。ヘッドスピードとスイングタイプの両方が条件を満たす必要があります。
各モデルの位置関係まとめ
分布図上での位置関係を整理すると、以下のようになります。

この配置から、自分のヘッドスピードで縦軸を決め、求める弾道で横軸を絞るという選び方が効率的です。たとえば「ヘッドスピード43m/s、スライスを抑えたい」なら、60g台のCK Pro Orangeが第一候補になります。
逆に「ヘッドスピード47m/s、球が上がりすぎる」なら、60g台のPro Whiteが適正です。同じ60g台でもモデルで全く違う性能になるため、重量だけでなく必ずモデル特性も確認してください。
| モデル | 重量帯 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| AV RAW | 軽量〜中量 | つかまり・高弾道 | 初心者・スライス多い |
| AV BLUE | 中量 | バランス型 | 中級者・迷ってる人 |
| CK ORANGE | 中量 | つかまり+安定 | 捕まり重視 |
| CK BLUE | 中〜重量 | 叩ける・直進性 | 中〜上級者 |
| PRO WHITE | 重量 | 低スピン・強弾道 | 上級者 |
| PRO WHITE 1K | 重量 | 高剛性・低スピン | ハードヒッター |
総じて、テンセイシリーズは「スペックが合えば高性能だが、合わないと厳しい」というシビアな評価が多く見られます。だからこそ、分布図を使った適切な選択が重要になります。試打せずにスペックだけで判断するのはリスクが高いため、可能な限り実際に打って確かめることをおすすめします。
テンセイおすすめモデル8選

ここでは、レベル別・目的別に厳選した8モデルを紹介します。スペックが合わなければどんな高性能シャフトも意味がないため、自分の条件に当てはまるモデルを選んでください。
価格や入手性よりも、「今の自分に合っているか」を最優先に判断することが成功の鍵です。
初心者向け
TENSEI AV Raw White 50 R/SR
※掲載モデルは一例です。初心者の方は50g台・R〜SRを目安に選んでください。
初心者には、軽量で振りやすく、ミスに寛容なモデルが必須です。AV Raw White 50は、その条件を完璧に満たしています。
重量50g台のRまたはSRフレックスで、ヘッドスピード38〜42m/s前後のゴルファーに最適です。先中調子設計により球が上がりやすく、力まなくても自然と飛距離が出る感覚が得られます。
トルク(ねじれ)が大きめに設定されているため、多少芯を外してもヘッドが暴れにくいのが特徴です。「まっすぐ飛ばない」という初心者の悩みに対して、オートマチックに方向性を安定させる設計になっています。
価格も比較的手頃で、リシャフトの初回選択として失敗しにくいモデルです。
TENSEI CK Pro Orange 50 SR
「スライスを何とかしたい」という初心者には、つかまり性能が高いCK Pro Orange 50がおすすめです。
このモデルは、ヘッドが自然と返る設計により、右へのミスを大幅に減らせます。特に、ドライバーでプッシュスライスが出やすい人には即効性があります。
ただし、元々フック系の球筋の人が使うと左に引っかかるリスクがあるため、自分の持ち球を正しく把握してから選ぶことが重要です。
打感はCKシリーズ特有のしっかり感があり、「当たった感触が分かりやすい」という声が多く聞かれます。初心者でも手応えを感じながらスイング改善できる点が魅力です。
中級者向け
TENSEI AV Blue 60 S
スコアが90前後で安定してきた中級者には、AV Blue 60のSフレックスが王道です。
このモデルは、オールラウンド性能の高さが際立っています。つかまりすぎず逃げすぎず、高すぎず低すぎず、まさに「ちょうど良い」弾道が打てます。
ヘッドスピード42〜45m/sのゾーンで最も性能を発揮し、ドローでもフェードでも対応できる懐の広さがあります。ヘッドとの相性を選ばないのも大きなメリットで、どんなドライバーヘッドにも合わせやすい設計です。
中級者が次のステップに進むための「基準シャフト」として、多くのフィッターが推奨しています。
TENSEI CK Pro Blue 60 S
「もっと叩いていきたい」という攻めのゴルファーには、CK Pro Blue 60がマッチします。
中元調子で、ダウンスイングで力を加えやすい設計です。球を押し込む感覚が強く、インテンショナルなフェードやドローを打ち分けたい中級者に適しています。
Pro Whiteほど硬すぎず、AVよりも操作性が高いという絶妙なポジションです。ヘッドスピード43〜46m/sで、ある程度スイングが固まってきた人におすすめします。
ただし、手打ち傾向が強い人が使うと先端が暴れやすいため、体幹を使ったスイングができることが前提です。
上級者向け
TENSEI Pro White 70 S/X
シングルプレーヤーやアスリートゴルファーには、Pro White 70が定番です。
元調子の低スピン設計により、強風でも吹け上がらない強弾道が打てます。ヘッドスピード45m/s以上、特に47m/s以上のゴルファーに最適化されています。
手元剛性が非常に高く、切り返しでタメを作るタイプのスイングと相性抜群です。逆に、手元が緩むスイングや、リリースが早い人には全く合いません。
プロや上級者の使用率が高く、ツアーでも多く見られるモデルです。飛距離よりも精度と再現性を求める人向けで、スコアメイクに特化した性能を持っています。
TENSEI Pro White 1K 70 X
ツアープロレベルのハードヒッターには、1Kシリーズが最終到達点です。
1000tプレスによる超高剛性で、一般的なシャフトとは別次元の安定感があります。ヘッドスピード48m/s以上、ドライバー飛距離280ヤード以上が目安です。
このシャフトは「しなる」感覚がほとんどなく、まるでスチールシャフトのような剛性感です。柔らかいシャフトでタイミングが取れない超高速スインガーにとって、唯一の選択肢となることもあります。
注意
このレベルのシャフトは、スペックが1g、0.1cpm違うだけでパフォーマンスが変わります。必ずフィッティングを受け、最適なスペックを出してもらってください。
捕まり重視
TENSEI CK Pro Orange 60 SR/S
スライスやプッシュに悩む人には、60g台のCK Pro Orangeが即効性があります。
50g台よりも重量があるぶん、ヘッドの返りがさらに強調されます。ヘッドスピード42〜45m/sで、右へのミスが止まらない人に試してほしいモデルです。
ただし、つかまりすぎてチーピンが出るリスクもあるため、試打で左のミスが出ないか必ず確認してください。特にインサイドアウト軌道が強い人は要注意です。
このモデルでスライスが改善したら、次はAV Blueなど中間的なモデルに移行することで、さらに安定した球筋を手に入れられます。
低スピン系
TENSEI Pro White 60 S
球が吹け上がる、スピン過多で飛距離をロスしているゴルファーには、Pro White 60が効果的です。
元調子の低スピン設計により、無駄な浮き上がりを抑えて強い弾道が得られます。ヘッドスピード45m/s前後で、高弾道に悩む人に最適です。
70g台よりも扱いやすく、Pro系を初めて使う人の入門モデルとしても機能します。ただし、元々球が低い人が使うとさらに低くなり、ランは出てもキャリーが足りなくなる可能性があります。
低スピンシャフトは万能ではなく、スピン過多の人だけに効果がある点を理解しておいてください。自分のスピン量を計測器で確認してから選ぶのが理想です。
まとめ

テンセイシャフトは分布図を活用することで、重量・弾道・特性のバランスを視覚的に把握でき、自分に合ったモデルを効率的に絞り込めます。特に、重量帯で大枠を決め、弾道特性で微調整するという考え方が重要です。
また、同じテンセイでもシリーズごとに性格が大きく異なるため、単純な人気や評価ではなく、自身のヘッドスピードやスイングタイプに合わせて選ぶ必要があります。
分布図を基準に選ぶことが失敗回避の近道です。
本記事で紹介した8モデルを参考に、自分の位置を明確にしながら選択すれば、飛距離と安定性の両立が実現しやすくなります。





