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【知ってる人は使ってる】ユーティリティ24度=5番相当?飛距離の目安と選び方のコツ

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「ユーティリティの24度って、結局何番手なの?」
「5番アイアンの代わりになるの?」
「飛距離はどのくらい?」

Tさん

――そんな疑問やモヤモヤを抱えて検索して、このページにたどり着いたのではないでしょうか。

実際、ユーティリティ24度はメーカーやモデルによって“番手表記”がバラバラで、
「4UT」なのか「5UT」なのか分かりづらいという声がとても多いクラブです。

サトヒ

しかも、同じロフトでも飛距離や弾道特性が異なるため、正しく理解していないと
クラブセッティングのバランスが崩れることも...

この記事では、そんなあなたの疑問をスッキリ解決します。
24度ユーティリティの番手・飛距離・特徴・使い方・選び方を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

この記事でわかること

  • 24度ユーティリティは何番手に相当するのか(4UT?5UT?)
  • 男性・女性別の平均飛距離とアイアンとの違い
  • クラブセッティングの考え方(ロフト差3〜4度)
  • ミスを防ぐ打ち方のコツと、形状選びのポイント
  • 試打で確認すべきチェック項目と選び方の基準

この記事を読み終えるころには、
「自分に合ったユーティリティがどれか」がはっきり分かり、
200ヤード前後を確実に狙える武器として使いこなせるようになるでしょう。

24度ユーティリティは何番手に当たる?

ユーティリティクラブは、アイアンよりも打ちやすく、フェアウェイウッドよりも安定して狙える万能クラブとして人気です。中でも「24度」というロフト角は、多くのメーカーでラインナップされており、「中距離を安定して打ちたい」というゴルファーに選ばれています

しかし、「24度は4番なの?5番なの?」という疑問を持つ方も少なくありません。

サトヒ

ここでは、番手とロフト角の関係から、実際のセッティングの考え方まで詳しく解説します。


ユーティリティの番手とロフト角の基本関係

ユーティリティの番手は、フェアウェイウッド(FW)とアイアン(I)をつなぐ“中間番手”として設計されています。
たとえば、以下のような関係が一般的です。

クラブ番手ロフト角(目安)
フェアウェイウッド5W約18°
ユーティリティ3UT約19〜21°
ユーティリティ4UT約22〜23°
ユーティリティ5UT約24〜26°
アイアン5I約25〜27°

この表からもわかるように、24度のユーティリティは「5UT」に相当することが多いです。
ただし、アイアンのロフト角が立っている(飛び系アイアンなど)場合は、この対応関係が変わる点に注意しましょう。


各メーカーで異なる番手設定(4UT?5UT?)

実は、メーカーによって「24度」をどの番手として販売しているかが微妙に異なります。

メーカーごとの違い

  • テーラーメイド(TaylorMade):24°=5UT
  • キャロウェイ(Callaway):24°=5H(ユーティリティ=ハイブリッド)
  • PING(ピン):24°=4UTまたは5UT(モデルによる)
  • ダンロップ(XXIOなど):24°=4UTが多い

このように、番手表記だけでは判断できないことが分かります。
同じ24度でも、ヘッド形状やフェース角、重心位置などの違いによって弾道特性が変わるため、単純な「番手」では比較できません。


24度ユーティリティ=5番相当とされる理由

ゴルフクラブは、ロフト角が1〜2度違うだけで飛距離が約5〜10ヤード変わるといわれます。
24度のユーティリティは、その中間に位置するため、「5番アイアンの代わりとして使える」という位置づけが一般的です。

実際、以下のような飛距離目安が想定されます。

クラブロフト角平均キャリー(男性)
5I約26°約160〜170yd
5UT(24°)約24°約175〜185yd
4UT(22°)約22°約185〜195yd

このように、24度ユーティリティは5番アイアンよりも少し遠くに飛び、打ちやすいクラブとして、多くのアマチュアに支持されています。
特にヘッドスピードが速くないゴルファーにとって、ユーティリティのほうがボールを上げやすく、グリーンを狙いやすいというメリットがあります。


番手表記より「ロフト角」で選ぶべき理由

メーカーによって番手設定がバラバラなため、クラブを選ぶときは「何番手」ではなく、ロフト角で揃えるのが正解です。

たとえば次のようなケースがあります。

A社の5UT(24°)=B社の4UT(23°)

つまり、番手が違っても実質のロフト角がほぼ同じということです。
このようなズレを知らずに「4番だから5番の代わりに」と安易に入れ替えると、クラブ間の距離差が崩れてしまいます。

サトヒ

ポイントは、クラブの“番手”よりも“ロフト角の流れ”を整えること。

ドライバーからウェッジまで、3〜4度刻みでつながるようにセッティングを組むと、飛距離の階段がきれいに整います


自分のクラブ構成と比較して確認するポイント

最後に、24度ユーティリティをセットに入れる前に確認したいチェックポイントをまとめます。

確認リスト

  • 手持ちのアイアンセットのロフト角(特に5I・6I)を確認
  • 既に使っているユーティリティ・フェアウェイウッドのロフト差
  • 自分の平均飛距離とクラブ間の距離ギャップ
  • 打ち出し高さ・スピン量など、弾道の特徴

もし5番アイアンのロフトが25度前後であれば、24度ユーティリティを入れると距離がかぶる可能性があります。
一方、5番アイアンが苦手な人や打ち出しが低い人は、24度ユーティリティを5番の代用として採用するのが効果的です。

また、ロフト角22度(4UT)と26度(6UT)の中間をつなぐクラブとしても優秀で、
「4UTは飛びすぎるけど6UTでは届かない」という距離の隙間を埋めてくれる存在でもあります。


まとめ:24度は“5番ユーティリティ”として考えるのが基本

結論として、ユーティリティ24度=5番相当と考えるのが最も一般的です。
ただし、メーカーごとの設計やアイアンのロフト設定によって前後するため、番手表記だけで判断せず、ロフト角を基準にセッティングを考えることが重要です。

サトヒ

自分のスイングタイプと飛距離レンジに合った24度ユーティリティを選べば、
ロングアイアンよりも楽に高弾道で狙える、頼れる武器となるでしょう。

24度ユーティリティの飛距離と特徴

ユーティリティクラブの中でも「24度」は、飛距離・高さ・操作性のバランスが最も取れたロフト角といわれます。
アイアンでは届かない距離を、やさしく高弾道で狙えるのが魅力です。

サトヒ

ここでは、男女別の飛距離目安から、ロフトの違いによる距離差、そして打ち出し角やスピンの影響まで、詳しく解説します。


一般男性・女性ゴルファーの平均飛距離目安

まずは、24度ユーティリティの平均的な飛距離を見てみましょう。
以下は、一般的なアマチュアゴルファーのキャリー(ボールの落下地点までの距離)トータル飛距離(転がり含む)の目安です。

性別/レベルキャリー(ヤード)トータル飛距離(ヤード)備考
男性上級者(HS45m/s前後)190〜200200〜210風の影響を受けやすいロフト帯
男性平均(HS40m/s前後)175〜185185〜1955番アイアンより1番手上
男性初級者(HS36m/s前後)160〜170170〜1805Iが苦手な人におすすめ
女性上級者(HS33m/s前後)145〜155155〜165軽量UTを選ぶと安定
女性平均(HS30m/s前後)130〜140140〜1507W代用としても◎

ここポイント!

  • 24度は「200ヤード前後」を狙いたい男性中級者に最適。
  • 女性でも、140〜160ヤードを安定して打てるクラブとして重宝されています。

同ロフトのアイアン(5I)との違い

「24度って、5番アイアンとほとんど同じロフトじゃない?」

Hさん

そう感じる方も多いでしょう。確かに、5Iのロフトは26〜27度前後ですが、ユーティリティとアイアンでは構造・打ち出し角・スピン量がまったく違います。

比較項目ユーティリティ(24°)5番アイアン(26°)
フェース構造薄く弾く設計(反発性能が高い)厚みがありコントロール重視
重心位置低く・深い位置(球が上がる)高め・浅め(打ち出し低め)
スイートスポット広い狭い
弾道高弾道・直進性重視中弾道・操作性重視

つまり、同じロフトでも「打ち出し角+高さ+キャリー距離」が全然違うのです。

サトヒ

5番アイアンでは上がりきらずグリーンを外す人も、ユーティリティに替えることで高く真っすぐ飛ばせるようになります。

中級者向けのアイアンモデルはこちらで解説!

22度・26度ユーティリティとの距離差比較

ユーティリティは、ロフト角が2度変わるとおよそ5〜10ヤードの差が出ます。
以下のような距離差イメージを参考にすると、クラブ構成を組みやすくなります。

ロフト角一般男性キャリー一般女性キャリー相当番手特徴
22°約190yd約150yd4UT中弾道で風に強い
24°175〜185yd135〜145yd5UT高弾道で安定性◎
26°約165yd約125yd6UT打ち出し高めで止まりやすい

22度は距離重視、26度は安定重視。
その中間に位置する24度は、どんなレベルのゴルファーにも“使いやすい万能ロフト”です。

サトヒ

特に、4UTだと上がらないけど6UTでは届かないというプレイヤーに最適です。


高弾道でグリーンを狙いやすい特性

24度ユーティリティの最大の武器は、「高弾道でグリーンを止められる」点です。
重心が深く設計されているため、自然とボールが上がり、キャリーで距離を稼ぎつつ、ランを抑えた球筋になります。

特に次のような状況で真価を発揮します。

24度UTの使い所

  • 180ヤード前後のグリーンオン狙いのセカンドショット
  • ラフからのフェース抜けを活かしたリカバリーショット
  • 打ち下ろしホールのティーショットで、距離と方向性を両立したいとき

また、ユーティリティはフェースのたわみが大きく、ボール初速が上がるため、
「高くて止まる」弾道を安定して再現できるという特徴があります。
これは特に、5番アイアンを苦手とするアマチュアにとって大きなメリットです。


風・スピン量による飛距離の変動

24度ユーティリティは高弾道が魅力ですが、風の影響を受けやすいという弱点もあります。
スピン量が多くなりすぎると、強風時には打ち上がって距離をロスしてしまうことがあります。

以下の点を意識すると、風に強い安定した弾道を作れます。

風対策の打ち方ポイント

  • ボール位置をわずかに右寄りにセットし、ロフトを立てて打つ
  • コンパクトなスイングでスピンを抑える
  • 風が強い日は、24度ではなく22度(4UT)に持ち替える判断も◎

また、スピン量が多すぎると飛距離ロス、少なすぎると止まりにくくなります。
理想は、スピン量4000〜4500rpm前後の中スピン弾道。
これなら「キャリーで運び、グリーンで止まる」理想的なショットを再現できます。


まとめ:24度は“万能飛距離ゾーン”を担うクラブ

24度ユーティリティは、アイアンでは届かず、ウッドでは持て余す距離を安定して埋める存在です。
200ヤード前後を狙いたい男性、150ヤード前後を確実に打ちたい女性にとって、
24度は「1本入れておいて損のないクラブ」といえるでしょう。

サトヒ

弾道の高さ・飛距離・やさしさのバランスが絶妙で、“中距離のエースクラブ”になるはずです。

24度ユーティリティを上手に使うコツ

24度ユーティリティは、飛距離・高さ・やさしさのバランスに優れた万能クラブです。
しかし、ただ入れるだけでは本来の性能を引き出せません。
セッティングや打ち方、クラブ形状の選び方を少し意識するだけで、ショットの安定感が格段にアップします。

サトヒ

ここでは、24度ユーティリティを「スコアを支える武器」に変えるための実践的なコツを紹介します。


クラブセッティングの考え方(ロフト差3〜4度)

ユーティリティを上手に使うための第一歩は、クラブ間のロフト差を整えることです。
一般的に、クラブ同士のロフト角の差が「3〜4度」になるように組むのが理想とされています。

クラブロフト角想定飛距離(男性)備考
4UT約22°約190yd飛距離重視
5UT(24°)約180ydバランス型・メイン距離帯
6UT約26°約170yd高弾道で止まりやすい

このように、24度ユーティリティは**4UTと6UTの中間を担う“中心番手”**の位置づけ。
もしアイアンセットの5Iが25〜26度なら、その代用として24度を採用するのも有効です。
ただし、飛び系アイアンを使っている場合は、ロフト角が立っているため、
クラブ間の距離ギャップを必ず試打で確認することをおすすめします。


ティーショット・セカンドショットでの活用法

24度ユーティリティは、フェアウェイウッドの代わりにティーショットで使うのも効果的です。
ドライバーほど飛ばなくても、方向性が安定し、200ヤード前後を正確に刻むショットが可能になります。

活用シーンの一例:

  • 狭いホールのティーショット:フェアウェイをキープしたいときに◎
  • パー5の2打目:グリーン手前まで運びたい中距離ショットに
  • ラフからの脱出:ヘッド形状が滑るため、抜けが良くミスに強い

ポイントは、無理に距離を稼ごうとしないこと
スイングテンポを一定に保ち、「方向性優先」でスイングすることで、
結果的に安定したキャリーと狙い通りの弾道が得られます。


ミスを減らす打ち方・スイングのポイント

ユーティリティのミスで多いのが、「ダフリ」と「トップ」。
この2つを防ぐには、アイアンのように打ち込まないことが重要です。

正しい打ち方のポイント

  • ボール位置はスタンスの中央よりやや左(左足かかと寄り)
  • レベルブロー(横振り)を意識し、払い打つイメージ
  • ヘッドの最下点でボールをとらえる
  • 手打ちにならず、体の回転でスイングする

ユーティリティは重心が深いため、自然にボールが上がる設計になっています。
上げようと意識しすぎるとミスショットの原因になるので、
「打ち込まず、滑らせるように振る」ことを意識しましょう。

打ち出しが低い人は、ティーアップを5mmほどして練習すると、
“入射角をなだらかにする”感覚がつかみやすくなります。


自分に合う形状を選ぶ:ウッド型 or アイアン型

ユーティリティには大きく分けて2種類の形状があります。
自分のスイングタイプに合うモデルを選ぶことで、ミスが大幅に減ります。

形状タイプ特徴向いている人
ウッド型ヘッドが大きく、球が上がりやすい。直進性が高い。スイープ系(払い打ち)のスイングの人
アイアン型コンパクトなヘッドで、低弾道&操作性が高い。打ち込み系(ダウンブロー)の人

初心者やアベレージゴルファーは、ウッド型ほうが扱いやすくおすすめです。
一方、上級者やアイアンショットに自信がある人は、アイアン型UTのほうがラインを出しやすく、風に強い弾道を打てます。

サトヒ

また、同じ24度でもメーカーによって打感・打ち出し角が違うため、実際に試打して感覚を確かめることが大切です。


試打で確認すべきチェックポイント

クラブを選ぶときは、見た目やブランドではなく「数値」と「感覚」の両方を確認しましょう。
特にユーティリティの場合は、ロフト・打ち出し角・スピン量が結果に直結します。

試打で見るべきポイント:

  1. 打ち出し角が高すぎないか(理想は15〜18°前後)
  2. スピン量が4000〜4500rpm程度に収まっているか
  3. キャリーとランのバランスが良いか(キャリー7:ラン3が理想)
  4. ミスショット時でも左右ブレが少ないか
  5. 同じヘッドスピードで他ロフトのUTとの距離差が適正

可能であれば、屋外レンジや弾道測定器でデータを取ると安心です。
特に「4UT(22°)との距離差が10ヤード前後」であれば、24度をメイン番手として安心して使用できます。


まとめ:自分に合った“距離の武器”に育てよう

24度ユーティリティは、単に「5番相当のクラブ」というだけでなく、ショットの安定性とスコアメイクの鍵を握る存在です。
セッティング・形状・打ち方の3つを正しく合わせることで、
「200ヤード以内を狙う武器」として大きな力を発揮します。

意識すべきポイント

  • ロフト差3〜4度で構成を整える
  • ティーショット・セカンドで積極的に使う
  • 払い打ちスイングを意識してミスを防ぐ
  • 試打で自分に合う打ち出し角・スピン量を確認する

まとめ

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ユーティリティ24度は、「飛距離・高さ・やさしさ」を兼ね備えた万能クラブです。
5番アイアンの代用として、200ヤード前後を安定して狙える武器となります。

この記事のポイント

  • 24度=一般的には「5番ユーティリティ」相当
  • ロフト差3〜4度を意識したセッティングが重要
  • 高弾道でグリーンを狙いやすく、ラフにも強い
  • ウッド型・アイアン型をスイングタイプで選ぶ
  • 試打で飛距離ギャップとスピン量を確認すること

正しいセッティングと打ち方を理解すれば、24度ユーティリティは中距離攻略の心強い味方になります。
あなたのゴルフに「確実に乗せる1本」として、ぜひ取り入れてみてください。

  • この記事を書いた人

サトヒ

ゴルフ歴10年のシステムエンジニア。 SEとしての経験を活かし、初心者・中級者が「100切り&安定したスコア」を目指せる情報を発信中。 【本業】システムエンジニア(SE) 【趣味】ゴルフとiPhoneアプリ開発。

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